一見味方の左翼イデオロギストをも警戒すべきだった

#3 吉田清治氏は、日本の「法」「政治」関係者および公務員たちや朝鮮人だけでなく一見味方の左翼イデオロギストをも警戒すべきだった。

(続き)吉田清治氏には、どんなに贖罪願望があったとしても、日本軍による計画的な性奴隷狩りを、史実通りに語れるはずがなかったということは極めて明らかであると思われます。

理由2.
山口県知事の命令(要請?)のため日本軍の性奴隷狩りに関する自身の証拠書類を既に処分してしまっていると吉田清治氏自身が元々語っていることもありますが、どっちみち、超人的な記憶力がない限り、いつ・どこで・誰が何をしたか、そして著作や講演で何を何に言い換えていたか、の全てを、全て正確に覚えておくことは不可能であるため。
(ていうか、元々、不可能と分かっているからこそ、人間は、公文書や記事などに、いろいろ記録を残す。)

理由3.
南鮮でさえ、1973年08月08日、金大中という韓国大統領候補を、日本国内で、田中角栄内閣の行政権を侵して、拉致・連行・虐待(拷問?)している。北鮮は、ご承知の通り、南鮮より野蛮。

多数の朝鮮人女性を組織的計画的に拉致・連行・強姦・殺害したと証言する以上、朝鮮人に明らかに虚偽と分かる内容に変更しておかなければ、南北朝鮮のいずれかに拉致・連行・逮捕・監禁され、「裏切り」や「名誉毀損」を避けた証言が却って相手を怒らせることとなり、自分だけが「死刑」その他悲惨な目に遭う危険性が高いため。


理由1〜3.は、昭和戦前の亡国日本軍による性奴隷狩りを何らかの形で推進した全ての人に言える困った事情です。

かくして、彼らのほとんどは、犯罪隠蔽・犯人蔵匿という更なる犯罪を「沈黙は金」などとまことしやかに勘違いし続けることとなり、
裏切りや名誉毀損を虚構で避けただけの勇気ある証言者が、「虚偽」を「捏造」した「名誉毀損」犯の悪者であるかのように、全く不当に名誉毀損され続けてしまっているわけです。

日本社会では、こういったことが、特に「法」「政治」関係者および公務員たちの社会正義の無さぶり・狡猾さのため、頻繁に発生し、かつ、無思考に放置され続けてしまう傾向が大きいように思われます。

彼らをこそチェックすべきであった朝日新聞社も、あべこべに同類になってしまいました。
特ダネとして散々利用させてもらっておきながら、吉田清治氏の置かれている状況を何故か全く理解せず、不当なバッシングをろくに跳ね返そうとすらせず、恩人の吉田清治氏を、こともあろうに「虚偽」を「捏造」した「名誉毀損」犯の悪者であるかのように名誉毀損する集団の一員と自ら成り果ててしまいました。余りのバカさ加減に、残念を通り越して、ただただ呆れてしまいます。

左翼イデオロギーや旧幕イデオロギー(封建ファシズムあるいは反長州・反薩長・反維新)や靖国イデオロギー靖国史観・安岡正篤史観あるいは妄想的自国独善主義)に陥ってるらしき人たちは、自分たちに都合の悪い事実を言う人を無理やり抹殺しようとし、名誉毀損的な言動をしますが、彼らのようなイデオロギスト全員が吉田清治氏にとっては警戒せざるを得ない敵だったわけです。そして、それ故、今回、味方のような顔をしていたはずの朝日新聞社に恩を仇で返されてしまったわけです。


日本の社会では、
「法」「政治」関係者および公務員たちの社会正義の無さぶり・狡猾さのため、
内部告発的な勇気ある証言がどんなに難しいか、という問題について、

日本のマスコミ人たちは、性奴隷狩りの犯罪状況だけは十分信用可能な吉田清治証言のこの顛末などを参考にしつつ、少しは真面目に認識し直してみるべきだと思われます。日本は、米国の軽く十倍以上、証人保護プログラムが必要不可欠な国のように思われます。

また、朝日新聞社の幹部辞任についにては、あの謝罪会見での、あり得ない説明の下手さぶりからも、『吉田清治証言の全てが「虚偽」であるかのように言え。そうすれば、お前ら家族の命だけは助けてやる』などと誰かに脅迫されているんだろうと私は勝手に思ってます。実際、脅迫されてますし。


池上彰さんコラム不掲載問題? 

朝日新聞社のバカみたいな謝罪会見の後で、尻馬に乗って、正義面して、ワァーワァーバッシングするのは醜悪かつ滑稽。お里が知れる。
内容も、案の定、読む価値無し。その理由を、#1〜8で説明している。
この問題では、朝日新聞社も、池上彰も、いわば、完膚なき負け組。

と私は思います。