事故当時のことも今後のことも東電と政府に分かり易く説明させるべき

#4 福島原発事故について、事故当時のことも今後のことも、東電と政府に分かり易く説明させるべき。

もう一方の吉田昌郎調書については、私は、とりあえず、全く信用不可!と即座に判断しました。
吉田昌郎氏自身が『これが公開されて事実として一人歩きされては困る』と判断したのも十分頷けるほど、自己矛盾ぶり、責任転嫁ぶり、混乱ぶりが酷いからです。

そもそも吉田昌郎調書に書かれていないことで大きな疑問が3つあります。

疑問1.
曲がりなりにも電力会社に勤務している人たちが、なぜ、電線復旧という基本的な作業に即座に精力的に取り組まなかったのか。

疑問2.
曲がりなりにも電力会社に勤務している人たちが、なぜ、必要な発電機の仕様、プラグの仕様を自ら伝えなかった(伝えられなかった)のか。東電本社は必要な仕様を調べ各方面へ伝えなかったのか。

疑問3.
曲がりなりにも原子力発電所に勤務している人たちが、なぜ、チェルノブイリ原発事故の収束方法(水素爆発を防ぐための冷却水の排水+放射能被害を少なくするための鉛の投下+原子炉全体を冷却するための液体窒素の投下、石棺化、シェルター設置など)を全く考えていないのか。


結局、事故当時のことも今後のことも、いまだに分からないことだらけ。少なくとも信用不可だらけ。

教訓? それは、福島第一原発の、事故当時のこと、今後のことについて、東電と日本政府が日本国民に責任をもって明確に説明責任を果たせてからで十分なはずです。

但し、原子力村が、金とポストをもって暗躍し続けているので、今後も全く信用不可だらけの状況が有害無益に続く模様ですが。
日本の「法」「政治」関係者および公務員たちの社会正義の無さぶり・狡猾さでは、もはや永久に解決不可能な問題のように見えます。

古賀茂明氏のように、ほんのちょっとでもまともな人間性を持っていると、そういうまともな人間を多勢に無勢で飼い殺しにし、弾き出してしまうというのが彼らの醜悪な実態だからです。

これらは、報道によって的確に問題視され続け、経済産業省が廃省され、東電が廃社されるにまで至っていなければならないほどの深刻な「事実」です。原子力工作員たちに騙されない癖を、いい加減、身に付けてください。

米国人の誰かに会ったら、日本を再占領して、今度こそ、日本の「法」「政治」関係者および公務員たちを根こそぎ、例外なく公職パージしてくださいと頼み込んでみてください。そして、日本の全公務員に短期任期制を敷くように頼み込んでください。それほど絶望的な状況です。

少なくとも記者会見の度に、この日本の公務員の闇ぶりを、上手に突っついてやってください。