日銀総裁人事、とても本質的で重大な問題なのに・・・。



<散歩場所> <民主党>



政府与党町村信孝房相伊吹文明幹事長など)は、
あんな乱暴な国会運営(強行採決)をしておいて、
どうして、その直後に、


日銀総裁人事を丸飲みしてくれ



などと野党に恥ずかし気もなく言えるのだろうか?



一手先、二手先すら読んでいないではないか!



ひどい。ひど過ぎる政治家どもである。



日本銀行は、
どっちみち政府与党・財務省から独立していなければならない。
だから、
野党が同意できる日銀総裁で全然構わない』
と覚悟していると思いきや、
自分たちの我が儘(わがまま)を通すことだけしか考えていなかったとは!




このくだらない問題とは別に、
元々、この問題は、
日本経済を全く異なった様相にしかねない大問題を孕(はら)んでいる。


にもかかわらず、
日本のマスゴミ人たちの解説の無さぶりには驚くより他ない。



所詮、日本のマスゴミ人どもは、
無実の横綱朝青龍に冤罪をでっち上げて
自分たちがでっち上げたバッシング狂想曲に加熱する程度のオツムと人間性なのだ。
そういう著しい劣化ぶりが、
こういう本質的な問題では、更に露骨に露見してしまう。





日銀総裁人事には、相対立する二つの勢力の綱引きが働いている。



膨大な赤字国債を少しでも償還しやすくするため、
あるいは
日本の円の超ウルトラ低金利(既に14年間ずっとゼロ金利)を悪用した世界的錬金術
自分たちも秘かに金儲けに狂い続けるため、


市場の動向には一切関係なく、
日本銀行には
基準貸付利率(従来の「公定歩合」)を低く低く据え置き続けてもらいたい
という政府与党・財務省機関投資家・輸出重視の大企業経営者ども







金利生活者が本来得るべきはずの利息を得られるようにするため、
銀行の預金業務→貸し付け業務・投資業務を健全に好循環させるため、
銀行を健全に活性化させることによって企業を間接的に金融支援するため、
企業の金回りを良くすることによって
本当の好景気、すなわち、被雇用者たちの全般的な収入アップを実現させるため、


日本銀行には
基準貸付利率(従来の「公定歩合」)を極力上げてもらいたい
という一般国民・一般企業(特に中小企業)・銀行・一般投資家・野党議員たち



との対立である。



早い話、
ここ15年以上の間は、アメリカからの有名無形の圧力によって、
政府与党・財務省の輩どもは、日銀総裁に、
金利を上げさせないため有形無形の圧力をかけ続けているのである。



古くは、
勇気と正義感をもって公定歩合を上げようとしたかに見えた速水優日銀総裁
自公政権財務省の輩どもがよってたかって更迭しようと画策したかのように見える動きもあった。



つまり、政府与党・財務省日本銀行は、
各々、各自の独立した判断で
本当の好景気を招来することが十分可能な状態を
自発的に用意しなければならない責任があるにもかかわらず、
アメリカの圧力に卑屈に負け続け、
本来の責務を政府与党・財務省日本銀行は共に揃って放棄し続け、
政府与党・財務省
超ウルトラ低金利を当て込んで赤字国債キチガイみたいに乱発し続け、
その財務省OBが自分たち政府与党・財務省のデタラメぶりを糊塗するために
ノコノコ、実質、日銀総裁をやりに出向く
というトンデモナイ悪循環構造になっているのである。



財務省(旧大蔵省)OBが日銀総裁になることの弊害は
既に余りにも明らかである。



戦後最長の好景気などとウソ八百を吹聴しつつ、
超ウルトラ低金利の最長記録は今なお更新中のままであり*1
赤字国債残高(国の借金)も今なお増大中のままなのである。



★勇気と正義感と独立心旺盛な人物
かつ、
財務省(旧大蔵省)OBではない人物


が新しい日本銀行総裁になることこそが、
日本経済ひいては日本社会が本質的に好転するかもしれない最初の第一歩なのである。





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<散歩場所>
今更、虫が良すぎるぞ! 2008/03/04 00:05 
http://stamen.iza.ne.jp/blog/entry/500800
日銀人事7日提示を発表 官房長官 03/06 12:48更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/127841/
財務省自民党と戦う姿勢があるかどうか」 日銀総裁人事で民主・鳩山幹事長 03/06 12:57更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/127844/
官房長官会見】同意人事制度自体に不満?(6日午後) 03/06 19:39更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/127903/
この國は自公の玩具じゃない! 2008/03/06 20:46
http://stamen.iza.ne.jp/blog/entry/503803/
自公政権、もうそろそろ下野すれば? 2008/03/06 22:58
http://oracleofwisdom.iza.ne.jp/blog/entry/503911/
日銀総裁の同意人事に関する責任は与党にある

輿石東参議院会長 2008/03/06 (下記に全文引用)
http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12824



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民主党


日銀総裁の同意人事に関する責任は与党にある

輿石東参議院会長

民主党 2008/03/06

http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12824



 輿石東参議院議員会長は6日午後、国会内で記者会見を行い、
日銀総裁人事の民主党としての対応について記者団に語った。



 冒頭、与党が明日7日に、日銀総裁人事の提示を
衆参両院の議院運営委員会代表者会議に対して行う予定であることについて、



明日提示できるかどうかわからないが、
誰が提示されるのか判断し、
我々が人事について同意するかどうかは、週明けの議論になるだろう




との見通しを示した。



 また、輿石参議院会長は、
福井日銀総裁の任期が19日に迫っている中での与党側からの提示に対して、



やっと提示されるのか


との感想を述べるとともに、



この同意人事を政局にすることや、国会を混乱させるつもりは毛頭ない



と人物本位で人事案について議論し、党としての結論を出す
ことを改めて明言した。



 さらに、与党側が主張する、民主党の同意人事の判断いかんで
総裁ポストに空白期間ができる可能性があるとの考えに対して、
輿石参議院会長は、



我々は与党がもっと早く総裁人事を提示すればよいと主張してきた。
ぎりぎりに提示されて責任を押し付けられても困る話だ。
勿論、党として提示された人事案については責任を持って判断する




とあくまでも、混乱が生じる原因は任命権を持つ与党側にある
との認識を示した。



 加えて、輿石参議院会長は、


逆に言えば、それだけ日本の景気が混乱している証左である



と政府・与党の経済無策を指摘した。

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*1:長期金利でさえ、2008年3月7日現在、国債指標でたったの1.335%であり、バブル前の国債金利5%以上公定歩合2.5%以上を今なお大きく下回ったままである。