ドルジ、稀勢の里を寄り切り!

2008年(平成20年)9月場所(秋場所)4日目。


ドルゴルスレン・ダグワドルジ朝青龍は、
昨日の雅山戦、余りにも自分の相撲になっていなかったことを反省してか、
この日は、勝負師としての鬼気迫る雰囲気を醸し出していた。
朝青龍にとっては連敗は許されない。


相手は、朝青龍にとっては難敵の稀勢の里(この1年、稀勢の里の2勝1敗)。


立ち会い、朝青龍が喉輪で稀勢の里の上体を起こし、圧倒。
稀勢の里、喉輪を漸くかわして突っ込むも、
朝青龍が体を入れ替えて体制の既に崩れている稀勢の里を土俵際まで追い込み、
朝青龍、すかさずドンと両手で寄り切り!


勝った瞬間は、『なんとか勝っちゃったよ〜』みたいな茶目っ気ある表情だった。
しかし、引揚げる頃には、いつものように強い横綱よろしく肩を切って堂々と歩いていた。


稀勢の里寛(東前頭2・鳴戸部屋):0勝4敗
朝青龍明徳(西横綱高砂部屋):3勝1敗