ドルジ、誤審負け(豊ノ島の寄り切り)!

2008年(平成20年)9月場所(秋場所)中日。



ドルゴルスレン・ダグワドルジ朝青龍、立ち会い、豊ノ島を見て受ける格好。

左四つで組んでいたところ、豊ノ島朝青龍の右上手を腰をひねって切る。



焦った朝青龍が上体が立ったまま、右手を内側へ潜り込ませて巻き返そうとするところを、

豊ノ島がここぞと逆襲し、朝青龍、思わず後退するが、

その土俵際から今度は朝青龍が逆襲して押し出し!



と思いきや、朝青龍の俵にかかった右足の踵が土俵外に出ていた!と三保ヶ関親方(元大関増位山)に判定される。



しかし、ビデオ再生では、朝青龍の右踵は、宙に浮いたままであり、三保ヶ関親方の誤審であった。

なぜビデオ判定を取り入れないのか?

これではギリギリがんばった力士が可哀相である。

『外国人力士の場合は、疑わしきは全て罰す』ということなのであろうか?



私もリアルタイムで観た時は、『あれ、今、朝青龍の足が出たんじゃないかな?』というふうに見えた。
そう思っていたら、案の定、三保ヶ関親方が『今、足が出ていた!』と手を挙げていた。


横綱朝青龍が負けたため、座布団が乱れ飛んでいた。

その座布団の一つ二つが、問題の土俵際にも落ちたため、その土俵際にハッキリ座布団の跡が付いていたのだが、

問題の朝青龍の右踵の足跡は映像では全く出て来なかった。



逆に、どのビデオ再生を観ても、朝青龍の右踵は土俵俵の外の砂を踏んでいないのであった。宙に浮いたままなのであった。

つまり、朝青龍は、ギリギリ堪(こら)えていたのであった。

こういう朝青龍の(他の力士では考えられない)ハッスルプレーは、誤審を取り消してでも評価されるべきであろう。



「一番近くで見ていた人が一番確かでしょう」

などと舞の海秀平が言っていたが、

こういう誤審を無責任に無理やり収めようとする輩どもがいるから、

角界の不祥事はなくならない。

朝青龍角界で偉そうにしている連中全員に不信感を持つのは極めて当たり前の話である。



豊ノ島大樹(西関脇・時津風部屋):4勝4敗

朝青龍明徳(西横綱高砂部屋):5勝3敗



審判部による誤審訂正、早くないかな〜