己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり
以下は、2007年瀬戸内寂聴日めくりカレンダーからの引用=転載。
出家したのちのある日、最澄の(引用=転載、終わり)
「 己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり 」
のことばが、ビシッと石を投げつけられたかのように、
胸に突き刺さってきた。
自分を捨てて菩薩行を積むことの大切さを知ったのはその時である。
確かに、
菩薩行=人間としてのテーゼ(命題)
である。
全く同感である。
しかし、(優秀な素養があるかもしれない)日本人から、
こういう、みんなが幸せになる菩薩行が、
どんどん消えて行ってしまっている。
ずいぶんバカげている気がする。
しかし、
「タダほど恐いものはない」
というのも一面の真理ではある。・・・アンチテーゼ(反対命題)
そこで、怪訝そうな顔をする劣化日本人たちには、
「菩薩行の一つです。御安心ください」
みたいな感じで、いちいち断ればよいのかな、ということになる。・・・ジンテーゼ(統合命題)
南無阿弥陀仏・アーメン。